景気低迷や経済不況の時こそ、他社には真似できない製品と、価格の競争ではなく独自の価値、独自の流通チャネル、独自のプロモーションで他社との横並びから脱する必要があります。このような「価格で競争しない」「創造力と独自性を武器にする」という戦略は、ラグジュアリーブランドに一日の長があります。
その戦略は、一言でいえば従来のマーケティング理論・ブランド理論の「逆張りのマーケティング」です。
大衆消費財のマーケティングが米国で生み出され、P&Gのような巨大企業グループが発展させ世界中を制覇したように、ラグジュアリー戦略はヨーロッパで生まれ、主にフランスやイタリアの小さな家業が半世紀足らずで世界的なブランドに成長する過程で確立しました。
その独創的な方法は、実は、ほとんどの事業に適用可能です。
ラグジュアリーブランドは確固たる強い「ブランド」を、いかにして作りあげたのか。
ラグジュアリーマーケティングの第一人者である、早稲田大学 長沢教授がスピーカーとなり、聞き手はユナイテッドアローズ 藤原氏が務めます。